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「もう野球辞めたい」って子どもに言われたらどうする?ver.2

悩み

何か習い事などを始めてすぐに「辞めたい」と言い出すのは子どもあるあるですが、それは少年野球にもよく当てはまることです。

前回は始めてすぐに野球を辞めたいと言い出したうちの子の話でしたが、今回はうちのチームでもう何年も野球をしている子が辞めたいと言い出したときの話です。

野球を辞めたい理由は?

  1. チームメイトや監督コーチとの人間関係のトラブル
  2. 野球が上手くならないから嫌になった
  3. 他にやりたいことができた(スポーツや習い事など)

これらが三大辞めたい理由です。他にも単純に飽きたとか遊びたいとか、中学受験のため、親が大変そうだからとか子どもなりにいろいろな理由があったりします。

複合的に合わさっていることが多いのですが、小学生の場合は、よくよく話を聞いてみるとほぼチームメイトとの関係に嫌気が挿したとか、何か嫌な事を言われたなどの対人関係のトラブルが大半を占めています。

小学生はコミュニケーションの取り方がお互いに未熟なので、言い過ぎてしまったり、我慢してしまったり、周りにうまく状況を説明できなかったりすることが少なくありません。

はじめ母
はじめ母

そうやって悩みながらコミュニケーション力を養っていって欲しいというのも親の希望の一つですが…。

土日祝日だけでなく、さらには学校で同じクラスだと、それは気の合わない子と一緒にいるのは嫌になってきますよね。

うちのチームで起きた「辞める辞めない話」ですが、口の悪い子にいつも絡まれていた大人しい子が、ついに辞めると言い出したことがありました。

大人のいないところで「なんでお前はそんなに野球が下手くせに続けてられるの?」とか「お前がチームにいたら勝てない!」「バカ、ノロマ」と言われていたようです。そんなことを言われたら誰だって嫌になりますよね。

結局その子の親は辞めさせないことを選択しましたが、子どもが「辞めたい」という時と「楽しい」という時の波があるので、難しいそうです。

他にも野球が嫌になった子の話ですが、試合や休憩時間のときはそれなりに楽しいけど、どうも練習がしんどくて楽しくない。野球のある朝は辛くて起きられないし、練習に来てもダラダラして怒られてしまうという状態の子がいました。

その子は結局学年が変わるタイミングで辞めてしまったのですが、その後は別のスポーツに出会い、楽しんでいるということです。

親はどう対応するべき?

原因がチームメイトや監督コーチとの対人関係にある場合、ある程度は親が間に入ってあげた方が早めに好転する場合が多いです。

低学年の子の場合は成長が早いので見守っていたら、何となくうまく付き合えるようになっていたということもありましたが、高学年になってくると難しい場合が多いです。

はじめ母
はじめ母

子ども自身も格好悪いと思っているのか、親には話さなくなってしまいがちです。

まずは本人とよく話し合って、原因を解決できるように努めてみることから始めます。必要ならチームの相談できそうな母に話して、最終的には監督やコーチに話すことも必要かもしれませんね。

解決が難しいほど子ども同士の関係が拗れてしまっていたり、監督コーチとの考え方が合わないなど、どうしようもない時は潔く退団することも念頭に置いておく必要があります。

はじめ母
はじめ母

親としては「せっかくここまで続けてきたのに…もうちょっと頑張ってみたら?」と言ってしまいそうになりますが、年齢によっては本人の意思を尊重してあげることも大切です。

野球を辞めたらどうなった?

先ほどの話のように、最終的に退団していく子もいます。

少年野球は移籍するとなるといろいろなしがらみ(監督同士の了承が要るとか、一定期間公式戦に出られないとか)がある場合が多いです。

退団した子たちはどんな風になっていくのかというと、最初はチームメイトに「なんで野球辞めたの?」という悪意のない質問攻めに合いますが、それも1か月もすると言われなくなります。

徐々にチームメイトではなくなっていき、3か月もすると雑談中に名前すら出て来なくなるので、辞めた後のチームのことは心配する必要は全くありません。

辞めた後は週末をゆっくり過ごせるようになり、今まであまりやれなかったゲームや新しい習い事に力を入れることができるようになります。もしかしたら野球で培った集中力を発揮して成績が上がるかもしれません。

何より毎週野球に行かなくてはいけないという憂鬱がなくなるので、ストレスから解放されることは間違いなしです。

土日に遊ぶ友達は、急には見つからないかもしれないなので、時間を持て余してしまうようなら親が予定を入れてあげるものいいですね。

たとえ野球を辞めても経験として無駄になっていることは絶対にないのですから、次の目標までの力を蓄える時期と考えて、ゆっくりすることをおすすめします。

まとめ

今どんなに活躍している人だって、どんなスポーツや活動をしている人だって辞めたいと思ったことのない人なんていないと思います。

格好つけてキャラとして辞めたいと思ったことはないという人はいると思いますが。

野球は少年野球から始まって、高校野球、プロ野球、草野球まであります。

区切りになる時(中学・高校・大学入学とか)に辞める、嫌いになったら辞める、それより夢中になるものを見つけたら辞めるなど、どこかで第一線を退く退くタイミングを考えておかなくてはならないと思います。

残酷な話ですが、プロ野球選手になれる確率というのは1%もない程低く、東大に入る確率の方がまだ高いそうです。

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